生活には困らない程度の、ご都合主義な記憶喪失。壁に囲まれたどこかの街のぼんやりした記憶だけを持つ。失った記憶を取り戻そうともせず、毎日を「世界が終わる日」と捉えて刹那的かつ享楽的にただ生きている。割と真面目そうに見えるが、実のところ真剣味というものがかけら程もない性格。現代のもやしっ子らしく疲れること全般が嫌い。古いもの、深海、壁の向こうなど、他から隔てられたもの全般に対して興味を持つ。